耳の保健 
 耳痛
 耳漏
 難聴


歯の保健

 歯科保健対策のあゆみ
 歯周疾患
歯や口の悩み事がある
歯の健康維持について

虫歯保健対策
虫歯になる原因

生涯を通した歯科保健対策の概要



耳・歯の知識

耳の知識
耳痛・・・耳が痛くなる代表的な病気 ・1つは急性中耳炎
・外耳炎・・・耳掃除の際に外耳道の皮膚を傷つけてしまうことが原因
・咽頭炎、偏桃炎・・・耳の奥が時々キューと痛くなるのはのどの炎症からくることが多い。咽頭や偏桃と鼓室には、舌咽神経という知覚神経があります。のどの炎症があるとこの神経を介して痛みが走り、それを耳の痛みと感じることがある。これを放散痛、関連痛といいます。
耳漏 耳漏がある場合できるだけ取り除く必要があります。耳の穴や鼓膜に耳漏がついた状態にしておくと、炎症が治まりません。綿棒で拭取りましょう。
耳漏が外に流れ出るほど多い場合特に乳児の年齢では、耳漏によって耳介や外耳道の皮膚の炎症を起こしやすくなります。

お母さんは外耳道の奥まで耳漏を取ろうとするのは危険です。
見える範囲で耳漏をこまめに取り除き清潔にしてあげましょう
難聴 第一次予防対策 遺伝性難聴、騒音対策、聴器毒性投与時の配慮
第二次予防対策 ・小児の難聴
幼児の難聴については、早期発見が言語発達などの予後改善にきわめて重要であるため、母親の関心を喚起すること、母親が難聴の疑いをいだいた場合に速やかに専門医に相談できる体制を整えることが重要である。
第三次予防対策 難聴児については、早期に発見して補聴器を装用させ、また適当な聴能訓練を実施することで、言語発達の遅れ、またそれによる知能発達の遅れをかなりの例で取り戻すことが可能である。
中耳炎、突発性難聴などでは、早期の適切な治療が聴力予後にとって重要である。


歯の知識

歯科保健対策のあゆみ

  • わが国における歯科保健活動は、古くから日本歯科医師会などの民間団体によって進められて来ました。大正時代から啓豪運動として歯科衛生思想の普及活動が行われ、昭和3年には6月4日を「ムシ歯予防デー」と定めた。この普及活動は、戦時中は一時中断されたが、昭和23年に復活された。
  • 昭和30年代以降、保健所を中心として、妊産婦・乳幼児に対する歯科保健指導、3歳児及び1歳6ヶ月児歯科保健審査など、虫歯予防を中心とした母子歯科保健活動が活発の行われてきたが、昭和58年以降は、成人及び高齢者に対する歯科保健対策が実施されるようになった。
  • 平成元年には、成人歯科保健対策検討会が設置され、同年中間報告の中で、80歳で20本以上の歯を保つことを目的とした8020運動が提唱され、平成4年度より8020運動推進対策事業が、更に平成5年より8020運動推進支援事業が行われるようになった。
  • また、老人保健事業第3次計画では、歯科衛生士による寝たきり老人に対する訪問口腔衛生指導が行われるとともに、平成7年度からは総合健康審査の中に「歯周疾患検診」が導入された。
  • 更に、老人保健事業第4次計画では、「歯周疾患検診」が独立した検診として実施されることになった。
  • 平成7年度には、地域保健法の全面施行に向けて、歯科保健医療の新たな施策等を幅広く検討するため、「今後の歯科保健医療の在り方に関する検討会」が設置され、この検討会報告書を受けて、平成9年3月に「都道府県及び市町村にける歯科保健事務指針」が示された。
歯周疾患とは

歯の周りの組織(歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨)に生じる病変を歯周疾患と呼ぶ。
歯周疾患は歯垢を主因とする炎症性の疾患で、その発症や進行は、宿主である生体の防御機構と深く関係していると考えられる。

歯周疾患には歯周炎と歯肉炎とがある。
  • 歯肉炎は、炎症が歯肉組織のみに限局しているものをいう。
  • 歯周炎は、歯と付着している歯肉の上皮(接合上皮)が破壊され、炎症が歯周組織まで及んだ状態をいう。
歯肉に所見のある者は総数でみると68.1%となっています。
そのうち、歯肉炎のある者は42.3%、歯周炎のある者は23.4%、歯の保存処置困難である者は2.4%となっている。

年齢階級別の有病者率をみると、年齢が高くなるごとに歯肉の所見のある者が増え、45〜54歳で最も高い率(85.19%)となっている。歯石沈着のある者は総数でみると、56.9%となっている。
所見のある者 所見の
ない者
歯の
ない者
総数 歯肉炎 歯周炎 保有処置
困難
総数 68.07 42.25 23.38 2.44 20.55 11.38
5〜14歳 38.19 37.85 0.34 - 47.84 13.96
15〜24 63.91 59.21 4.45 0.25 36.09 -
25〜34 75.36 58.90 15.85 0.61 24.44 0.20
35〜44 81.15 54.15 25.70 1.30 18.51 0.34
45〜54 85.19 43.95 37.76 3.48 12.59 2.23
55〜64 79.40 34.47 39.70 5.23 9.99 10.61
65〜74 62.92 25.84 32.55 4.53 4.99 32.09
75〜 39.22 16.12 19.03 4.08 3.50 57.28
歯や口の中の「悩み事がある」者は63.9%となっている。性別では、男62.6%、女65.2%で女が多くなっている。

年齢階級別では15〜24歳が48.7%と最も少なく、45〜54歳が70.8%でピークとなり、75以上で62.0%となっている。
歯や口の中の「悩み事がある」者について、その内容では「歯が痛んだり、しみたりする」41.4%、「歯茎から血がでたり、腫れたりする」27.9%、「口臭がある」18.7%などが多くなっている。

年齢階級別にみると、年齢が高くなると「歯茎から血がでたり、腫れたりする」、「歯ならびが気になる」が少なくなり、「歯がない」は多くなっている。
一年間に歯科診療所や病院の歯科で診察を受けたことのある者について、診療期間をみると、「1ヶ月以上2ヶ月未満」34.5%、「1ヶ月未満」32.3%、「2ヶ月以上6ヶ月未満」25.8%となっている。平均診察期間でみてみると、2.0ヶ月となっている。

健福祉動向調査から見た歯の健康維持について
虫歯保健対策

 従来、虫歯に重点がおかれ、虫歯の好発時期である幼児を中心に1歳6ヶ月児歯科保健審査、3歳児歯科保健審査及び妊産婦・乳幼児の口腔審査・歯科保健指導が行われたきたが、近年は歯周疾患に対して重点がおかれ、成人及び高齢者に対する歯科保健事業の推進が図られてきている。
 在宅要介護者に対する対策として、在宅寝たきり老人歯科保健対策推進事業が行われ、平成12年度からは、要介護者に対する対策として、要介護者歯科治療連携推進モデル事業や在宅歯科保健治療ガイドラインの作成等が行われ、成人歯科保健対策としては、1部の市町村等で成人歯科保健事業等が行われている。
 また、平成元年6月に歯科衛生士法が改正、歯科衛生士の事業として歯科保健指導が追加されたほか、生涯を通しての歯の健康づくりが推進されるところである。 

              生涯を通した歯科保健対策の概要

厚生労働省:歯科実態調査、保健福祉動向調査
虫歯になる原因
たくさんある菌の中のミュータンス菌で3歳までにその菌の多さが決まります。ですから、
3歳までは甘い物を与えないことが大切。